童子-T 『童夢』 | ナギズム卍

童子-T 『童夢』



アーティスト: 童子-T, 童子-T feat.加藤ミリア, LITTLE
タイトル: 童夢


オススメ度★★★

こんなこと書くとファンに怒られるかもしれないけど、童子-Tは地味だ。
どうしようもなく地味だ。地味と言ったら地味だ。
いや、童子-Tに限らず、Atomic Bombのメンツは全員地味だ。
K DUB SHINEの設立したAtomic Bombは、童子-Tと、
キングギドラのK DUBとDJ OASISが三枚看板だが、どのメンツも地味だ。
他のJA飛龍とかなんてもっと地味だ。農協かよ。

K DUBなんて、日本語ラップの創立役者みたいに言われてるのに、
同じキングギドラのZEEBRAに比べて地味だ。リーダーなのに。
OASISも、なんだかいまいち。
レーベルで見ても、Atomic Bombは、FUTURE SHOCKに比べて地味だ。
ダブ×ジブラ オア×セロリ 童子×UZIor般若?
あたりのどのへんの対決を考えてみても負けそうだ。
つっても、これは音楽性じゃなくて派手さだけでね。

そんな地味~なABCの中でも最も地味な童子-Tの2ndアルバム。
ただ、地味=悪いわけじゃなくて、俺は童子-Tのアルバムは好きだ。
地味だけど、完成度が高く、安心して聴いていられる。
曲も、派手さや勢い、過度な韻に依存しない。
無駄な曲がない。渋くて、それでいて落ち着いた曲が聴ける。
あと、いつも童子-T聴く度にいい人だなーって思う。
前作では、最後にスタッフを気遣うような曲あったり、
今回はファンへの感謝や、子どもが生まれたときの歌とか
ほんと、「いい人だ」って思う。
だから、地味だけど俺は童子-Tが好きだ。